文法, 英語学習法

フローチャート②:英文の文法書でネイティブ感覚の英文法を磨く

 

①で身につけた基礎英語力と基礎英文法を元に、更に英語的感覚を磨くために英語の文法書を使って勉強しましょう。

 

●初級編
Basic English Grammar (4th edition) Student Book with CD and Answer Key

 

●中級〜上級編

Understanding and Using English Grammar, 4th Edition (STUDENT BOOK+CD+ ANSWER KEY)

 

英文法の神とも呼ばれているAzar(エイザー)の著書。春樹が語学留学中に実際に使用していた参考書です。こちら、すべて英文なので、初心者には難しい、取っつきにくいと思われるかもしれませんが、英語を英語のまま覚える感覚が身についていくので、変に無理な日本語を介して学習するよりかも、一周回って効果的でした。青い本は、中学・高校英語レベルの英語が無理なくできれば、何とかこなせますが、まだそこまでの自信がない!という場合は赤い方からトライしてみてください。

 

実際に留学しこの参考書を使用していた際には、自分の英語力はそれなりの経験とベースがありましたが、この参考書ももっと英語学習の初期の段階で出会っていたら、もっと早く英会話力、また日本語を間に介せずに英語を英語のまま捉える感覚が大きく上達していたと思います。

 

英語を英語のまま捉える?なんで日本語訳しないの?と思われるかもしれませんが、そうでないと実際の会話にはとても理解がついていきませんし、文章の読解やリスニングにも多大な時間とエネルギーを必要とします。英語を英語のまま理解する、使えるようにすることが、英語力向上のための一番の近道かつ避けては通れない道だと思っているので、その上でこの参考書は大いに役立ったし、あなたにも是非手に取って頂きたいと思います。

 

Amazonのレビューにはステマや過大広告が多くてうんざりすることが多いですが、こちらのレビューは割と誠実でまともと思います。自分も実際に使ってみて、日本語での解説がついてないけど、かなり使える方の参考書であると自信を持って言えます。かなり本も大きく問題集の量が多いですが、問題文の英語自体はそんなにレベルの高いものではなく、高校英語くらいまでをきちんとやっていた方なら、そんなに苦労すること無く取り組めるはずです。本書の詳しい仕様法はまた別途紹介します。

 

同じような参考書に、English Grammar in Useというのが巷ではより有名みたいですね。こちらもかなり評判が良いみたいで、色んな人がブログやYouTubeで紹介しているみたいです。春樹は使ってみたことがないので、どの程度の効果があるのかわかりません。Amazonのレビューを見てみると、Understanding and Using English Grammarの方が問題数が多く、練習するのには適しているようです。今度、こちらのEnglish Grammar in Useも使ってみて、どんな近いがあるか紹介してみたいと思います。どちらにしても、英語で英語を学ぶという点においては共通しているようなので、あとは好みの問題かと思います。

 

いずれにしても共通していることは、日本語で英語を学ぼうとするとどうしても一度日本語へ変換する際に、なんというか、無理やり日本語に変換することによる違和感、それによって若干分かりにくくなってしまいます。一部の英文で100%の直訳が出来ず、どうしてもより多くの日本語を尽くさないといけないケースに少し似ています。

 

余談になりますが、聖書も、もとはヘブライ語やギリシャ語が起源とされており、それがのちに英語訳されたそうです。日本語訳された聖書は、ヘブライ・ギリシャ語を日本語に訳したわけはなく、英語から日本語に翻訳しているらしく、そのためヘブライ語・ギリシャ語→英語→日本語、という風に2回に渡って翻訳されてきたので、言葉・文章の意味合いはニュアンスに若干の変化が起きていてもおかしくはないです。道端や駅なのでキリスト教の布教活動をしている人たちをたまに見かけますが、そこで渡される冊子の表現が何か薄っぺらいというか、何か嘘っぽい印象を受けるのは、恐らく私だけでしょうか。。。?当然、文化的な違いや宗教観の違いによる影響は少なからずあるにはしても、布教活動の冊子に限らず、直訳やダイレクトに一語一句翻訳するのに無理があるのは、あなたも何となく感じ取ってはいるはずです、英語学習をある程度続けている方なら。

 

そんなわけで、英語を英語のまま捉えることが、ネイティブレベル、より実践的な英語力をつけるために必要なことだと、何となくお分かり頂けたと思います。英語を英語のまま捉える力をつけることは、英語学習のスピードそのものが加速していくことを意味します。だって、日本語訳への直訳を少しでも減らせるようになれれば、それを全ての英語学習の度にそれができるのであれば、あなたの英語学習のスピードが飛躍的に伸びるからです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です