巷で流行っていた一時期流行っていたこの教材。
私はあまり他の教材レビューはしませんが、この教材に関しては一言言いたい。
まず、役に立つかどうかという観点では、答えはイエスです。
当然、英語が聞きやすくなるという点では、一理あると言えます。
然しながら、これだけで英語が話せるようになるかどうか、
そういう観点では完全にノーです。無理に決まっています。
音読によるアウトプット、そして実践会話における
自発的な発言により、初めて英会話力は身につきます。
リスニング力の補助的な教材、という意味ではある意味悪くはないと思います。
これだけで話せる、といういかにも自分から話すのが苦手、
人前で間違えるのが恥ずかしい、怖い、恥をかきたくない、
という日本人をターゲットにした、という意味では
非常に良い戦略ではないかと思います。笑
買うべきかどうか、という観点では、当然お金に余裕があれば
買っても良いとは思いますが、そうでない人は必要ないでしょう。
本教材に限らず、体験談には
「この教材のおかげで英語が話せるようになりました!」
「今までの勉強は何だったのかと、早くこの教材に出会っていれば。。」
なんていうコメントが溢れていますね。流石に見飽きましたね。
他の記事でも言っていますが、英語の力が身につくには
ある程度の時間がかかります。それは、成長曲線とも呼ばれ、
初めのうちはなだらかな上昇ですが、ある一定期間を過ぎると
急激な成長があり、また成長速度はなだらかに、更にある程度の
学習期間を経て急上昇。。。という繰り返しになります。
この種の体験談でやたら教材を褒めちぎっているケースは、
この学習曲線の急上昇時に、たまたまその教材を使っていた、
単にタイミングが合っていた、という可能性が十分に考えられます。
また、英語の学習をする際には、複数の書籍や教材を同時並行で
使用することがほとんどですし、中学・高校時代の学習量や
勉強の仕方、また海外経験やその人の生きてきた環境によっては
既に英語力が身につきやすいベースが十分出来ていた、
という事も十分に考えられます。
少し話が脱線しましたが、要は英語学習はそんな一夜や
数ヶ月で上達の効果が目に見えるわけではないということです。
このご時世、そんなに大金をかけなくともウェブ上で無料の
音声教材はいくらでもあります。
大金を払うことでにより、自分で嫌でも学習せざるをえない状況を
作り出す、怠慢な自分に喝を入れる、という意味では、大金をかける、
という事に効果はあるのかもしれませんが。
某プロゴルファー君だって、世界中でプレーしているわけですから、
それこそ英会話の実践機会がたくさんあることは、容易に想像できます。
某教材の恩恵だけではないでしょう、補助的に機能しているだけです。