海外出張, 海外旅行

海外出張を観光に変える秘技 〜商社マンやってて良かったなと実感

 

別に、秘技、というほどでも無いんだが。

海外出張が、観光に変えられるかもしれない方法を紹介したいと思う。

もちろん、全員が全員同じことができる訳ではない。

タイミングや、会社によって出来ないケースもあるだろう。

ただ、ちょっとした工夫をする事で、会社の経費で観光が出来てしまうかもしれない。

 

 

例えば、シンガポールに出張に行くとする。約1週間。3泊4日としよう。

自分で比較的自由に海外出張の日程が組めるようになれば、ある程度、

日程の調整を自分でコントロールすることができる場合がある。

 

 

 

作戦は、こうだ。

出張の最終日を、金曜若しくは土曜になるように設定する。

そして、予定通り金曜か土曜に帰国した体にして、帰国便のフライトを自費で

変更し、出張先で連泊するか、若しくは近場の国に飛んで遊ぶ、という方法だ。

 

具体的な例を挙げよう。

金曜の夕方に帰国する、3泊4日の出張プランを立てたとする。

帰国の時間は必ず金曜の夕方以降にし、そのまま直帰しても問題ない時間帯に設定する。

一旦は金曜夕方前提でのフライトを確保し、会社で出張申請する。

その後、こっそりフライトを変更する。(自費で!)

 

 

 

自費でフライトの変更

フライトを変更することになるので、変更手数料がなるべくかからないプランを選んでおく。

そうする事で、個人の出費を極限まで抑えることができる。

自費で変更するので、変更手数料の請求は個人に行くように設定する。

変更手数料が会社に行ってしまうと、それだけで怪しまれる場合があるので注意!

 

基本個人負担で、追って会社に請求する場合は、会社に請求する費用項目を

自由に選べるので、変更手数料が会社に行くことはなく、回避できる。

会社からクレジットカードが支給され、そのカードを使わなければいけない場合は、

変更手数料のみ個人のカードで支払うようにすれば良い。

ネット経由でで支払うカードの変更が難しい場合があるので、その場合は

電話からフライト変更すれば、支払うカードは自由に変更できる。

 

 

 

出張先でそのまま連泊する場合

この場合は簡単だ。帰国便を1日、若しくは2日後にずらせばいいだけ。

例えば、金曜夕方に帰国であれば、これを土曜に変更すれば1泊、日曜に変更すれば2泊できる。

ただ、日にちや曜日によっては、変更手数料がかなり高額になることもあるので要注意。

なので、事前になるべくフライト変更手数料がなるべくかからないプランを選んでおくことだ。

変更手数料が大幅に掛かる場合は、自分の財布と相談しながら進めて欲しい。

 

 

出張先から別の国・地域へ飛ぶ場合

この場合は、先に話した単なる連泊よりも、当然コストはかかる。

例えば、シンガポールに出張して、そこからタイのバンコクに行きたいとする。

その場合、例えば、

「A: シンガポール→成田」を

「B: シンガポール→バンコク + C: バンコク→成田」に変更しなくてはならない。

つまり一便増やさなくてはならない。

当然、「B: シンガポール→バンコク」便よりも、「C: バンコク→成田」便の方が高いので、

この場合は当初確保した「A: シンガポール→成田」便を「C: バンコク→成田」便に変更して、

変更手数料のみを自費で負担するようにする。

また自費で「B:シンガポール→バンコク」便を追加購入する。

変更ルートはどうであれ、安い方を自己負担にし、高い方のフライトは変更するのだ。

また、追加購入する便はLCCを使って、一番安いフライトを探す。

こうすることで、個人での出費を最小限に抑えることができる。

 

 

乗り継ぎ国で観光する場合

出張先が直行便で無く、乗り継ぎする国で観光できるのであれば、それは簡単だ。

乗り継ぎ国から日本までの便の日付を後ろ倒しするだけでいい。

例えば、ドバイ経由でアフリカ諸国に出張する場合、

ドバイ→日本便の日付を後ろに変更すれば良い。

実質、変更手数料だけで、ドバイ観光の航空券が買えてしまうということだ。

これを有効に使わない手はない。

日付の関係で1泊は出来なかったが、私はこれでドバイを1日中観光した。

 

 

 

ビザに関して

事前にビザを取得する必要がある国へは、その分少しハードルが上がる。

オススメは、出張先国での連泊か、若しくはビザ無しで入れる近隣諸国だ。

出張先の国で、他の地域へ国内便で移動する、という手もある。

 

 

 

航空券以外の諸費用

既にご存知の通り、これは航空券の費用を、海外出張を活用して

比較的安く個人観光する、というテクニックだ。

なので、その他の宿泊費だとか、食費や娯楽費なんかは完全に自己負担だ。

まあ、航空券が格安になって1泊、もしくは2泊の観光が出来ると思えば、

かなりお買い得なのではないかと思う。

 

 

上司に帰国した旨を一報入れるべきか?

これはケーズバイケースだが、帰国したはずのタイミングに帰国しました!

と一報を入れる必要があるのであれば、一言必ず入れておく。

初めての出張とかであれば、上司も心配しているかもしれないので、報告した方がいい。

自分は、比較的こういう事に関しては当時ゆるい上司だったので、

特に帰国しましたとかの報告は入れてなかったし、それで問題なかった。

また、フライトが飛んでしまうとそもそも電話もメールもできないので、

せめてネットが常時使える環境にてしておいた方がいい。

 

 

リスクはある

既にここまで読んでるあなたであればお気づきかもしれないが、当然リスクもある。

変更手数料の請求先を間違って会社にしてしまうと、なんで変えたの?と問いただされること必須。

その場合は、素直に白状しかないが、今後目をつけられること間違いない。

また、個人出費で観光した先で何かトラブルにあったら、笑えない。

なので、羽目は外し過ぎず、自分でコントロール出来る範囲内で楽しんでもらいたい。

日本ではないという事も十分に自覚し、自己責任でやって欲しい。

 

 

最後に

正直、私はこのテクニックを使って海外出張で何回も観光してきた。

長いトランジットの間に乗り継ぎ地で入国して、ササッと観光したこともあるし、

上記のように金曜の帰国便を変更して、別の国へ飛んで1泊2日の観光をしたこともある。

超格安の飛行機を使って海外旅行できると思えば、安いもんだ。

もちろん、毎回これが使える訳ではないし、会社や日程によっては

厳しいことの方が多いだろうが、チャンスがあれば是非チャレンジしてみて欲しい。

商社マン(ウーマン)の海外営業になれば、こんな美味しい思いが出来るかもよ。

 

 

 

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