アジア出張、最後の目的地であるネパールに向かう。
朝、機内で軽い朝食を済ませ、少し冷房が強めの機内から外を眺める。
この日、雲は多かったが、この景色は嫌いじゃない。
どこまでも続いている、白い絨毯。。。。
次の目的地への期待と不安を感じながらも、私は未開の地へと足を踏み入れる前の好奇心で満たされていた。
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ネパールの首都・カトマンズ空港に到着。
落ち着く間も無く、直ぐに国内線ターミナルへ移動し、ネパールの田舎町へ飛ぶ。
聞いたこともない、ネパールの地元航空会社、「Buddha Air」
一応、形式的には仏教徒に属してはいるので、ほんの少しだけ親近感が湧く。
しかし、小型のプロペラ機。
募る不安。。。
(ネパールのプロペラ機で時折墜落事故が起きていることは、後になって知ったことだ)
同乗者たちは皆カラフルな衣服に身を包み、時折、珍しそうにこちらを見てくる。
仲良く現地語でお喋りしているその姿を見て、多少不安は和らいだ。
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強風が時折吹き、揺れる機内。
ただ飛行時間は30分となく、直ぐに次の目的地である田舎町に到着する。
本当に、ど田舎の空港、という感じ。
小型プロペラ機専用の滑走路も、驚くほど短かった。
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現地のお客さんが空港で出迎えてくれ、取引先の会社まで車を走らせる。
広がる田舎町。まだまだ発展途上という感じで、レンガ造りの建物も多く目につく。
気温の割には湿度が低く、日本に比べて過ごしやすい気候。
ただ、砂埃が多く、目と喉が乾燥しやすい。
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約半日に渡る取引先とのミッションを終え、足早に帰路につく。
なぜかと言うと、今日中に首都カトマンズまで戻る必要があるからだ。
帰りの飛行機会社は「Yeti Airlines」
Yeti(イエティ)とは、ヒマラヤ山脈の山奥に住んでいると言い伝えられている、雪男のことだ。
山脈に囲まれた国ならでは。なかなか粋なネーミングだ。
当日の夜は、お客さんとの会食。
お客さんが常連である、地元のとあるホテルのレストラン。
揚げワンタン。揚げたてが美味しく、お酒が進む、
これがネパール名物、Gyakok(ギャコク)
鶏ベースのスープを使った鍋なのだが、これがびっくりするくらい旨い。
他にどんな出汁が入っているか分からないのだが、見た目以上にしっかりと味がついていて、鶏と野菜の旨味が凝縮された味わい。鍋の下には熱した石が入っていて、常にアツアツの状態で食べれる。
締めにはご飯を入れて雑炊風に。これがまた抜群に旨い。
同僚も取引先の日本人も、皆ネパールに来たがるのだが、このネパール鍋のために来ると言っても過言ではない。それくらい旨い。
仕事の話もほどほどに会食を終え、腹いっぱいになった状態で帰路につく。
飛行機の移動が多い日は、かなり疲れる。
押し寄せてくる睡魔と戦いながら、レポートを仕上げて床に着く。。。。
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昨日で仕事は一段落し、フライトの関係で、今日はほぼ自由に過ごせる1日。
これが海外出張の醍醐味と言っても良い。会社の経費で、観光も楽しめる。
ホテルのバイキングで朝食。
今回の仕事も一通り終えたので、爽やかな1日の始まり。
部屋から窓から見たホテルの景色
ホテル周辺の町並み
ネパールはヒマラヤ山脈が位置しているため、バックパッカーや観光客も多い。
ここはバックパッカーの聖地と呼ばれている街。
飲食店・お土産屋さん・格安ホステルなどが所狭しと並んでいる。
カシミヤでも有名なネパール。偽物を扱う店も多いそうだ。
綺羅びやかな絨毯。
仏教徒が多いネパールでは、隣接国である中国の影響も多いに受けており、
異国情緒あふれるオリエンタルな風景が広がる。
例え町中であったとしても、寺院やお寺を良く目にする。
だから仏教国出身の同じ日本人としては、異国でありながら、どこかほっとするのは気のせいじゃないだろう。
ホテル屋上からのネパールの町並み。
赤レンガの建物がやはり目立つ。
砂埃が多いからか、遠くの山脈はかなりぼやけている。
同僚と共に、夕食
そして、今夜もネパール鍋。
二夜連続でも、飽きない旨さ(笑)
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腹いっぱいネパール鍋を食べたあと、無料参加できるパーティがあったので、参加してみた。
食事と飲み物がなんと無料。ただ、お酒は出なかった。。。
食事の段階でそれなりにお酒を飲んでいたので、もはや何の催しものなのかすら覚えていない。。。
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旅の充実感に満たされながら、眠りにつく。。。