英語は所詮、情報伝達・コミュニケーションの為の道具です。

英語がいくら喋れるようになったところで、それが実際に「何か他のもの」に
活かせなければ意味がありません。勉強するだけはっきり行って殆どの人には無駄です。

殆どの、と言ったのは、英語そのものを仕事にしている仕事は違うという事です。

例えば、英語教師、翻訳者、通訳者、といった仕事は英語そのものを
職業としている人たちです。

しかし、
英語教師には「英語を教える技術」、
翻訳者には「適切な日本語・英語に訳す技術（意訳する技術）」、
通訳者には「瞬時に相手の意図を理解し日本語・英語に変換し適切に伝達する技術」
という風に、英語単体だけで食っている訳ではなく、
何か別の技術とセットになって初めて成り立ちます。

（英語を勉強したい日本人の会話相手になるNative Engish Speakerなどは例外です。
　ただそれは本質的なメリットがあまり無いです。）

英語力を身につけた「だけ」では、自分の人生に何かプラスになるとは、
次なるステップに進める、何かが起こる、などとは、
間違っても勘違いしないで下さい。

例えば、そうですね、
仕事において英語を使う場面。
実際、英語を使って外国人相手に仕事をしている春樹がひしひしと感じるのは、
英語力云々より、実際にその業界の知識がどれだけあるか、
その業界にどれだけ精通しているか、の方がより、断然、重要だと断言できます。

実際、英語が話せないベテラン技術者の通訳を行ったことがあるのですが、
専門用語の連発で何を話しているのか、ヒイラギ全くついていけなかったですが（笑）、
英語が話せないベテラン技術者と、外国人（お客さん）との間では会話が成立していたのです。

所詮、英語はコミュニケーションの為の道具でしかないと痛感した瞬間でした。

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話が外れますが、仕事をしながら実践で英語を学んだ場合、
ただ単に英語だけを勉強する場合に比べて、英語が「３倍早く」身につくそうです。
アメリカ留学中に出会った日本人が言っていました。

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ちょうど会社の同僚で、全く英語が喋れない奴がいましたが、
一年後くらいには、普通に英語で商談していたのでびっくりしました笑。

この理由に関しては、別の記事で詳しく説明しますね。

所詮、言葉なのです。
コミュニケーションの一手段なのです、英語も。日本語も。
伝達の為の、手段である。


その英語を使って、あなたは何がしたいのか？
どんな新しい世界を見てみたいのか？
身につけた英語力を、何と組み合わせてメリットを出すのか？

少し、堅苦しく考えすぎかもしれませんね。
あんまり、難しく考え過ぎない方がいいのかも知れませんね。

ですが、
わたしがあなたにお伝えしたいのは、
英語の勉強「だけ」に固執するな、ということ。
「英語という道具の勉強」が目的になっては駄目なんですよ。
というか、あなたも「何か他に目的があって」、または「次なるステップに飛躍するために」
などの理由で、英語を勉強している、したいと思っているのではないかと思います。

勉強が目的になってはいけない、と言いましたが、そういう意味では、
「TOEICポイントゲッター」にならないで下さいね？笑
「TOEIC900点」取得していても、ろくに英語でビジネス・仕事できない人がいます。
ろくに普通の会話が出来ない人が、日本人がいます。
なぜなら、全て机上の勉強で終わっているからです。英語が実際に使われる
現場に身を置いていないからです。

バットの振り方をいくら勉強しても、実際にバットを振る練習をしなければ、
急に試合にでても、バットにボールが当たらず、三球三振に終わってしまうようなものです。
英語という道具の使い方・取り扱い説明書をいくら極めても、実践的な会話力・
活きた英語力を身につけなければ、いつまで経っても「お勉強難民」のままです。
TOEIC高得点だけに溺れている人は、そんな感じに見えます。。さまよえる難民。
音読・会話しないと、実際に使わないと、
ダメですよ！上達しませんよ！
受験英語・机上の英語勉強法から脱却して下さい。

点数とか、ランギングとか、順位とか、そういったもの、みんな好きですよね。
英語力って、そんな単純に数値化できるものですか？わたしはそうは思いません。
もっともやもやしてて、アバウトで、数値化しづらい。
TOEICとかって、飽くまで自分の英語力を測るための一つの指標でしかないです。

点数だけとって自己満足してませんか？
そんな得点を競って楽しいんですかね？笑
というか誰と競ってるの？？　
実はあなた自身じゃないの？

あなたが満足できる、必要十分な英語力に達すれば、
それで良いと思います。

自分に必要な英語レベル、
英語学習のその先にあるもの、
その先に何があるのか、見えていますか？

道具は使ってなんぼです。英語も同じ。
ちょっと言い方がキツかったかもしれません。
気を悪くした方、ごめんなさい。
でも、あまりにもTOEIC偏重な今の日本社会に、
個人的に少し違和感を感じてしまいました。