英単語覚えるのって、本当に大変ですよね。
単語を知らないばっかりに、長文を読むのにも一苦労するし、会話もついていけない。
ペーパーブックも楽しめないし、TOEICも時間切れになりがち。
英語の基礎力として、最低限の単語を覚えることは絶対に避けては通れません。
これは、勉強のやり方云々の前に、絶対量の暗記が必要な世界であることも、また間違ってはいません。
最初のこの段階で挫折してきた、苦労したきたこともあるかもしれません。
もう、単語がわからない。
言葉の意味自体がわからない。
覚えられない。
暗記が苦痛。
覚えられないから、学習が進んでいる感じがしない。
ただ単に、英単語を覚えるだけだったら、モチベーションが上がらない。
続かない。
自分の英語力が上がっている気がしない。
・・・・・・・・
・・・・・・・・
そんな経験を少しでもしてきたなら、この記事はあなたの救いの一手となるかもしれません。
それでは参りましょう。
発音
英単語は、必ず発音とセットで覚えること、これは絶対に守って下さい。
単語の羅列と、日本語のローマ字発音だけで、英単語を覚えることは難しいです。
私でも難しく、ハードルが高いです。
きちんと、Googleでも何でもいいので、とにかく実際にどういう風に発音するのか、これを確認する。
出来れば、その英単語を使っている一連の英文章、まとめて音声があれば尚よしです。
ただ最低限、その単語自体がどんな発音をするのか、これは絶対に確認してください。
これ、日本語でも同じだと思うんですよね。
「侃侃諤諤」って言葉、ご存知ですか?
普段生活している中ではなかなか使わない日本語ですね。私も知りませんでした。
「正しいと思うことを堂々と主張するさま。また、盛んに議論するさま。」
という意味だそうです。
例文「侃侃諤諤と意見を戦わす」
参照元:コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E4%BE%83%E4%BE%83%E8%AB%A4%E8%AB%A4-469407
読みは、「かんかんがくがく」と読むそうです。
この、そもそも読み方がわからないと、絶対に覚えられないと思うんですよね。
字面と意味だけでも、文章の意味がわからないわけではないですが、覚えられません。
それは、英単語も同じことなんですが、こと英語となると、それがおろそかになりがち。
だから覚えにくくなるんです。
さらに、日本語なら一文字に一音節ですが、英語となるとそういう訳にもいかない。
日本語よりも、英語の方が、より多くの音域と音を必要とします。
その大前提があるため、初めて見た単語は発音がすべて完璧にわかることが少ない。
その単語をどう発音するか、つまり音が分からなければ、覚えるハードルがいきなり上がります。
「侃侃諤諤」と同じように、です。
文字の羅列、つまりアルファベットの羅列だけでは、なかなか覚えられないのです。
だから、その単語の音、どう発音するかを必ず確認して下さい。
そして、あなた自身の口で、実際に発音して下さい。
口で実際に発音することで、その単語を自分の口にも覚えさせるのです。
眼で見て、手で書いて、それだけでは不十分なんです。
必ず、耳を使う。口も使う。
自分の五感で使えるものは、極力全部使う。
アクセント
次にアクセントです。これも日本語にはないのが特徴ですね。
だから、普段から各英単語のアクセントの位置は、かならず意識して下さい。
recognize という単語があります。
認識する、わかる、認める、といった意味の他動詞です。
例文:He is recognized as one of the best entrepurenurs in Japan.
「彼は日本で最も偉大な起業家の一人として認められている」
発音記号は、rékəgnàiz
日本語発音すると、「レコグナイズ」になります。
発音記号に関しては、別の記事で詳しく紹介しますが、
最初部分の「é」が最も強くアクセントを付ける位置で、
後ろの「à」が2番目にアクセントが強い位置になります。
2番目アクセントの位置はそれほど重要ではないので、一旦無視しても構いません。
大事なのは、その単語の中で一番強くアクセントを置かなければいけない位置です。
以下リンクから、実際の発音を確認してみましょう。
("recognize"枠部分の、左下のボリュームのような記号を押すと、どんな発音をするのか聴けます)
「レコグナイズ」 ○
「レコグナイズ」 ✕
「レコグナイズ」 ✕
「レコグナイズ」 ✕
中盤(コグ)でも後半(ナイ・ズ)でも無く、頭(レ)にアクセントをもってきます。
中盤以降ではなく、一番最初のレの音を一番強く発音します。
発音が綺麗・流暢になることは必須ではないと思いますが、アクセントの位置は必須だと思います。
なんか、アクセントの位置が間違ってると、少し間抜けに聞こえてしまう事があります。
アクセントの位置で、違う単語や意味に間違える可能性だってあります。
同僚で英語のアクセントの位置がデタラメな人がいるんですが、勿体ないなって思ってます。
日本語って、アクセントが厳密に存在しないので、英語でそれがおろそかになりがちなんですよね。
普段使っている日本語の単語は、常に、一定のリズム。
抑揚がないし、普通に言葉ひとつひとつに強弱をつけなくとも伝わる。
例えば、「法隆寺」って単語、「ホウリュウジ」って発音しますが、
「ホウリュウジ」でも、「ホウリュウジ」でも、「ホウリュウジ」でもないですよね笑
日本人からすると、ごく当たり前の話ですよね。
しいて言えば、「ホウリュウジ」が正しいのかもしれません。
ただ、意識的にアクセントの位置を、理解してないですよね、日本語では、
日本語の単語一語一句、アクセントの場所なんて意識しませんよね。
つまり、そういうことです。
日本人が英会話が苦手な原因の一つが、この発音とアクセントの軽視にあると思います。
イメージ
英単語は、必ずその単語のイメージを一緒に頭に焼き付けるようにしましょう。
目で、イメージで捉えて、覚える。
Googleの画像検索を使用すると、結構イメージ画像がたくさん出てきます。
「XXXXX(知りたい英単語) image」
「XXXXX(知りたい英単語) picture definition」
で検索してみて下さい。
例えば、「among picture definition」と検索すると、こんな感じで検索結果が出てきます。
赤字で囲った部分が、まさにその単語のイメージです。
これで、一発で意味がわかりますね。
「囲まれた中の〜」とか「集団・全体のうちの〜」という意味の前置詞です。
She is the most beautiful women among the people.
There was a small house among the trees.
みたいな感じで使われます。イメージのちから、お分かり頂けたでしょうか?
どうしても覚えられない単語は、イメージと結びつけることで効率よく覚えられます。
どうしても覚えられない単語がある場合、ぜひ活用してみて下さい。
熟語や例文の中で単語を覚えていく
単語一つ一つを、単一で覚えていくのは、正直しんどいです。
これは多分日本語でも一緒だと思います。
先ほど取り上げたような難解な日本語を、例文なしで覚えようとするのは、少し無理がありますよね。
単語がどんな文脈や、どんな文章の中で使われることが多いのか?
その単語が使われる場面・状況・例文などと合わせて学習した方が、頭に絶対残りやすいです。
長文の中で覚えるのも良いです。
最初にお伝えしたように、必ず音声も一緒に聴くようにして下さい!
単語帳や例文集などは、音声媒体とセットで揃えるのが鉄則です。
- どう発音するのか確認
- アクセントの位置を把握
- 自分で発音する(→音読、シャドーイング)
こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい。
フローチャート③:音読を行う →発音とイントネーションに慣れる
P.S.
最近のパソコンやLaptopは、音声CDを読み込むためのCDドライブが搭載されていません。
外付けCDドライブを利用しましょう。(USB接続の種類を間違えないように!)