やや中級者向け以上の単語学習法となりますが、
ぜひ「類義語」を意識して見て下さい。
類義語とは、その単語とほぼ同じか、若しくは似たような意味を持つ単語のことです。
類義語検索サイトはいくらでも出てきますが、私は以下のサイトを普段使っています。
Thesaurus.com
すべて英語のサイトとなっています。
意味が分からない英単語を検索すると、その類義語が英語で出てくるというサイトです。
試しに、concedeという単語の類義語を調べてみましょう。
上段の検索窓に単語を入れると、こんな感じで類義語一覧が出てきます。
出てきた類義語一覧の中で、色が濃いほど(左側に表示されている単語ほど)より検索した単語に意味が近く、色が薄いほど(右側の単語ほど)より単語の類似具合が低くなります。
※単語右のボリュームみたいなボタンをクリックすると、どう発音するかも確認できます。
ある程度基礎的な単語を覚え、簡易な文章なら問題なくスムーズに読めてきたのであれば、今後は日本語で意味を調べようとせず、まずは類義語をチェックして、他の英単語だとどういう言い換えになるのか?より平易な英単語だとどういう言葉になるのか?ぜひ調べてみて下さい。
中級者以上の英語レベルがついてきたら、一つの英単語を別の英単語で言い換えたり、より簡単な英単語ではどういう風な単語になるのか?ぜひ意識するようにしてみてください。
分からない単語が出てきたら、毎回日本語に変換した上で意味を理解し、その上で文章の意味を理解したり、もしくは自分で文章を書いたり、会話の中で返事を返そうとすると、時間が足りません。スピードも出ず、テンポの良い会話にはならないし、なにより人によっては、反応が遅すぎて相手をイラつかせてしまうことだってあるかもしれません。
もちろん、最初はテンポが悪かったって、どもりながら返事をしてしまうことは誰だってそうです。みんな通る道です。それは決して否定しているわけではありません。ですが、さらなるレベルアップを目指すのであれば、英語を日本語に変換せずにそのまま捉える感覚がどうしても必要になってきます。
そのために、類義語を検索することで、英語を英語でとらえる訓練を日頃から行ってほしいのです。
自分の生活を英語漬けにして疑似留学体験・疑似海外体験をするための、小さなステップとしても活用できるでしょう。これはある程度、英語の基礎・土台がしっかり築けた人に限った話にはなります。
電子辞書でも同様の機能はついていると思うので、安易に日本語の意味を調べようとせず、まずは英語で類義語を調べるような癖をつけてみて下さい。英語を英語で捉える思考・感覚が段々身についてくると思います。