英会話の中で、どの単語にアクセントをつけるべきかが重要
これだけで、本当にそれっぽく、英語喋れる風に聞こえます。
私、英語ペラペラです、感がでます。
いや、別に表面上だけを取り繕って欲しいんじゃないですよ!
本当の英語力、実践で使える英語を身につけて欲しいんです。
ただ、どうせ英語を喋るのなら、流暢に英語っぽく喋りたいですよね。
これが出来るようになると、確実に英語のスピーキングが上達しますし、典型的な英語喋れません・英語苦手な日本人からは卒業できます。
実際にどう喋ればいいのか、どこをどう変えたらいいのか、説明していきましょう。
日本語と英語において、話す際に決定的な違いがあります。
日本語 =アクセントをつけない、抑揚や強弱がない、一定のリズム(棒読み、直線的)
英語 =アクセントをつける、抑揚や強弱をつける、変則的なリズム(ジェットコースター的)
どうでしょうか?なんとなく伝わりますでしょうか?
少し難しいかもしれません。同じ意味を表す文章で、具体的にどういうことか、見ていきましょう。
<例>
日本語;今日は仕事でとても忙しい1日だった。
英語; Today was a very busy day at work.
日本語は、当たり前ですが、文章の始めから終わりまで、一定のリズムですね。特に、どの単語を強調するでもなく、抑揚をつけるわけでもなく、一部の単語だけ強めに発音するわけでもありません。
一方で、英語はどうでしょうか。ネイティブの人に喋らせたら一発で分かりますが、恐らく10人が10人とも、こういう言い方なると思います。
英語; Today was a very busy day at work. (※太字部分は強めに発音)
アクセントをつけるべき箇所、つまり強く発音されるべき箇所は、だいたい決まっています。
主語や目的語、またその文章の根幹を意味する部分が強めに発音されます。
was, a, at などは、この文章においてはそれほど重要視されていません。
特に、at や for などといった前置詞、a, the などの冠詞は非常に弱く発音されます。
場合によっては、ほとんど発音されない場合もあります。
それに意味自体はほぼ無く、他の単語と連結したり、隣り合わせになることで意味を成します。
だから、弱めに発音されるし、ほぼ発音されないに近いと言えるでしょう。
他の例文も見てみましょう。
This laptop has a various types of function.
(このラップトップは様々な機能を持っています)
どの単語がより強調されるでしょうか?考えてみて下さい。
This laptop has a various types of function.
太字の部分がより強く、よりゆっくりと発音されます。
ぶっちゃけ、太字の部分だけ読んでも、大体の意味は伝わりますね。
laptop has function.
・・・つまり、そういう事ですね。
冠詞・前置詞・就職後は省いても大意は伝わる。
ただ、英語の場合は日本語以上にこれらの単語たちは大事。
aとtheで大きく意味が変わったりもするからですね。
だから、これらの単語も忘れてはいけない。
ただ、会話の中では、弱く、素早く、はしょるようにササッと発音される。
単語ごとに、強弱をつける。
強めに、はっきりと、ゆっくり目に発音する部分
弱めに、ややぼそぼそっと、素早く発音する部分
これらを、ネイティブの英語音声や、実際に使われている音声通りに真似をしてみるのです。
ときには、大げさにやってみる。練習としてやってみる。
そうすると、次第にそれが自分にも馴染んできます。
これが英語特有のスピーキングにおける特徴です。
日本語には、あまり馴染みがありませんね。
だからこそ、これが上手く出来るようになれば、確実にレベルアップするわけです。
他の日本人や、非ネイティブとも、差がつきます。
英語には、独特なリズムがあります。
いわゆる、棒読みにならないようにするということ。
感情を込めて話す、という訳ではないんだけれど、ジェットコースターのような上下運動を、単語単語で意識する、という感じです。日本語で、やや棒読みに近い一定のリズム感に日本人は慣れてしまっているので、少し大げさに、少しオーバー目な感じで、強弱と抑揚をつけて話してみましょう、最初のうちは。
各単語毎におけるアクセントの位置
単語ごとの強弱に加えて、各単語毎のアクセントの位置も意識しましょう。
具体的にどういうことか、さきほどの例文を元に見ていきましょう。
This laptop has a various types of function.
この英文の、それぞれにおけるアクセントの位置は、次の太字の部分です。
This laptop has a various types of function.
たまたまですが、単語の先頭にアクセントが来る単語が並んでいます。
太字の部分に力を込めて、強めに読むと、かなり英語らしい発音になります。
逆に、というかデタラメな位置にアクセントを置いて試しに喋ってみて下さい。
たとえば、
This laptop has a various types of function.
間抜けな感じの、英語らしくない発音に聞こえると思いませんか?
特に、laptopですが、後ろにアクセントを持ってくると、急に英語初心者の日本人が喋っている感じがしませんか?
いや、決して発音を完璧にしろ!とは言いませんよ。ただ、どうせならそれっぽく話せるようになりたくないですか。より多くの世界中の人々と、より多種多様な人々と、スムーズにコミュニケーションしたいですよね?もしそうであれば、アクセントの位置はあなたが思っている以上に、かなり大事ですよ。
リンキング
2つの単語が組み合わさって、一つの単語のように繋がって聞こえる現象ですね。
has a はリンキングにより繋がるようにして発音されます。
「ハズ ア」ではなく、「ハザァ」と発音します。
また、types of も、
「タイプス オブ」というよりも、「タイプソブ」がより自然な発音です。
特に会話のスピードが早くなってくると、こうした音のつながりや、音の欠落が頻繁に起きるようになります。これを知っていると知っていない、聞こえると聞こえないとでは、リスニングにも大きく影響してきますね。
リンキングは、こちらの記事で詳しく解説しています。
これを知らないから英語が聞けないのか。。。音の「つながり」「欠落」