マインドセット, 音読

「音読」は”日本人英語”を脱出する為には必須 

本質的な英語力をつけるためには、音読が必須です。


なぜか?
言葉というものは記号ではなく、文章であれ口語であれ、
コミュニケーションの道具であり、音声をもたない単なる記号や文字
ではないからです。


この文章を読まれているあなたは恐らく日本人だと思いますが、
赤ちゃんの頃から、難聴を抱えていたり耳が不自由でない限り、
かならず日本語を自分の口から発して、声に出して、
そうして自然と言葉を少しずつ覚え、成長してきたはずです。必ず。


ひらがなや漢字の書き方なんかは、小学生から次第に学んでいくもんですね。
音声→書き言葉、という順番のはずです。
(もちろん、難しい文章の読解力も必要ですが。)
そうです、日本語も他の言語も、本来は音声による学習から入っているのです。


ところが、途端に英語となるとどうして学習の順序が、
書き言葉→音声、と逆になるのでしょうか?
もちろん、会話を全くしない、聞く・話すを全く必要とない、
翻訳家などの職業であれば英会話は必要ないかもしれませんが、
こういった「聞く・話す」を行わない場面というのは非常に稀です。
(そんな方は当ブログは場違い、ですね。。笑)


この、学習の順序が逆になる、または会話軽視の原因として考えられるのは、

①暗記型学習・大学入試の一つとして英語が利用されている
 (暗記力を測る為の一指標に成り下がっている)

②日本人は英語を発音する・話す事に抵抗がある(シャイである)

③スピーキング・発音を軽視する日本的・英語学習(会話不要論)


の3つが主にあります。



私は、自身の中学校から大学までの英語学習を通じて、英語学習の
弊害が根本的な理由が上記3つにあるのではと強く思います。
だから、いくら英会話学校通っても、なかなか英語を話せる日本人というのは
今でもかなり少ないです。

なぜなら、上記3つの、日本英語学習における根本的などうしようもない欠陥が存在するからです。
中学校・高校、そして人によって大学と、会話を軽視してきた学習法を守り続けてきたからです。
わざわざ間違った学習方法で、私たちはある意味無駄な、
非効率な学習をさせられてきたわけですね。


まあ、よくよく考えてみたら、日本という島国にいる限り
英語を話せなくても全く困りませんし、日本国内だけでこの先
留まり続けるだけなら、全く必要ありませんね、英語は。
必死こいて勉強しても、あんまり意味ないか、使わなければ。



。。。。。。



そう思ったあなたは、既に危ないです。警告しておきましょう。
日本の人口は少子高齢化社会でこれから減り続ける一方。
この先、同じ人口構成が続くでしょうか。
労働人口の減少により、今後かなり高い確率で外国人労働者が流入してきます。
今後20−30年先のスパンで考えた時、英語を話せる労働者が必要とされるのは
言うまでもありません。

今のはちょっと言い過ぎかもしれませんが、少なくとも日本国内における
需要というものは確実に減少していくでしょう。
日本がこの先も安泰と「思わされている」のです、マスコミや社会全体によって。

日本というのは、他国に漏れず、メディアの統制が非常にきついです。
マスメディアによる情報規制により、国民が知らされている情報は
100%うちの「故意に厳選された」1%以下といっても言い過ぎでないです。
その他、99%以上の情報は全て意図的に隠されています。
日本国民に報道される情報は氷山の一角です。
この先20−30年も先も同じ未来が、国内需要が、労働人口が、
変わらないまま続くとは、信じがたいです。

日本を卑下している訳ではありませんし、海外にでると日本のいいところが
本当に、沢山見えてきます。知らない日本の側面を、ある意味客観視できるようになります。

。。話が少し脱線しました。
私が伝えたいのは、日本国内に留まってばかりいてはいけない、
少しでも早く英語を習得し、海外の世界を経験し、日本を客観視できるようになり、
その先で、本当に自分が必要なことや、自分の未来を考えて欲しいのです。
その為には、まずは英語習得、日本的英語学習からの脱却が必要である、
そしてそれを実現する為には、音読しましょう、と言いたいのです。


当然、英会話するにも、英語の文章を読解するにも、
最低限の必要単語・文法は必要です。
しかしそれらって、本当は中学・高校の英語学習で基本として
習得できているはずなので、今から英語隔週を再開しよう、
という人にとっては実はそんなにハードルが高いものではないのです。

※実際、日本人の英文法力は他国と比べても高いです。実例を紹介します。
 アメリカ留学していた際、現地の語学学校に通っていたのですが、
 私は文法セクションを8−9割の点数をテストで取っていました。
 然し、自分よりも英会話がとても上手で流暢にぺらぺら英語を喋る
 サウジアラビア人のクラスメートは、文法は3−4割しか取れてなかった、
 なんて事が実際にありました。


その中学・高校として培ってきた基礎英語をベースに、
「音読」という日本の義務教育では殆どフォーカスしてこなかった
学習を行う事により、あなたの英語力が実践レベルまで飛躍的に向上します。
(※この「音読」はシャドーイング・ディクテーションを含みます)

英語がある程度喋れる日本人は、それがどんな形であれ、
確実に英語を声に出して喋る、という事を行って必ず行っています。
実際に外国人相手に会話したり、海外にある一定期間住んでいたり、
英会話学校に通ったり。。。

その中で、日本国内にいながら、他のどんな「英語を声に出す」という
場面を最短かつ効率的に行う学習法が「音読」なんです。

なぜこんなにも英語学習本が巷の書店に溢れているのに、喋れない日本人が多い理由、
そして音読が重要である理由、おわかり頂けましたでしょうか?
いつまで経っても、どんなに勉強しても、喋れない人は一生喋れません、英語。


巷で溢れている教材を買って、スタバなんかで音声聴きながら英語勉強してる
ふりだけしてる人は置いておいて、真の英語力、身につけちゃいましょう。
スタバじゃ、音読できないので、自宅で勉強しましょう。


あなたの時間は有限です。無駄な時間を無意味な英語学習に
費やしている時間、ないですよね。

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