留学

留学経験者が語る、留学とは

英語習得に、留学は必要だろうか?あなたも、今後留学すべきかどうか、悩んでいるかもしれない。
留学経験者として、自分の経験に基づいた考えを述べたいと思う。

そもそも留学は必要か?

結論、語学習得という目的であれば、必要ない。語学留学、であれば必要だが、それは日本に居ても出来ること。周りにも沢山そういう人がいたし、実際、ブログやYoutuberやっている人の多くも、留学経験無しでも、かなり流暢な英語を話している。究極的には、自分次第であり、如何に英語学習が継続出来るかにかかっているが、英語習得の為の適切な勉強法は、個人差はあれ色んな人が公開し実践済であるし、続ける為の環境もいくらでも工夫次第で作る事ができる。

お金と時間に余裕がある人は、留学を選択肢に入れていいと思う。そうでない人は、無理に大金はたいて留学する必要はない。しかも、ある程度基本的な英語力がない状態で留学しても、結局喋れない自分に嫌気が指して、英語が嫌いになって帰ってくる、なんてこともあり得る。そういう意味においては、英会話学校やオンライン英会話も同じことだ。それらは、基礎的な英語力(聞く・話す・読む・書く)が出来てからの、実践の場として活用するのが正しいと思う。まあそれでも、嫌いにも何にもならず、そのまま継続して、挫折を少し感じながら上達していく人も居ると思うし、ここは個人差あると思うので一概には言えないが、少なくとも、効率はあまり良くないかなぁと、個人的には思う。今までの自身の体験も踏まえて。

世界中に友人を作りたい


留学は、目的次第では、必要だ。例えば、大学を通じて世界中に友人を作りたい、だとか、大学を通した人脈・ネットワークに関わりたい、とか。自分自身、実際に留学を経験して、一番の財産は沢山の人と出会い、そして多くの友達・仲間が出来たことだ。今でも交流が続いている人は居るし、時折日本に来日した際には、昔話をしながら、お互いの国についてどうか、近況を語り合ったりしている。

また、日本に居てはなかなか出来ない、日本を客観視できるような、別のものの見方を持つ人に沢山出会った。なんて言うかな、日本で出会う外国人は、ある程度日本に興味が会って来ている人が多く、日本が好きな人が多い気がする。でも、現地で会う外国人は、日本をあまり良く思ってないというか、少し偏見の目で見ている人もおり、そういう意味で新鮮な出会いが多かった気がする。実際、宗教の話で対立し、コーヒーをこぼされたこともあるし、パールハーバーがあった戦時中の事を鮮明に覚えている老人とは、一緒のテーブルで食事をせず、別のテーブルで離れて食事をしたこともある。世代によっては、そういう風に見られている、認識されているという事を痛感した。

英語で、海外の最先端の技術や知識を習得する


これは、目的がかなり明確な人だろう。海外の最先端のIT企業で働きたいから、ITを専攻するために留学したい、だとか、若しくは、海外でMBAを取得したい、アメリカ式の会計を学びたい、将来、海外の病院で勤める為に、海外の医療看護学校に行きたい、などなど。これくらい目的がはっきりしていて、強い動機があれば、語学習得も早いし、学習のモチベーションも維持しやすい。

そういう意味では、語学学校は、語学習得という明確な目的あれば、留学もありなのでは?。。。確かにそのとおりだと思うし、全然否定はしないけれど、まあ、それは日本でも出来ることだし、留学が必須、というわけではない、という風に考えて欲しい。目的と手段をごっちゃにしては駄目ですね。

海外の文化や異世界に触れたい。肌感覚で海外の世界・生活を感じたい。


この為に留学するのは、個人的にはアリだと思う。なぜなら、英語習得は日本に居てもできるが、これは日本に居ては出来ないことだからだ。アメリカで言えば、食文化も日本のそれとは大きく違う。何もかも違う。性格・考え方・価値観・人柄・他人への接し方・住居・宗教・移動手段・恋愛・言語・商習慣・・・ 考えればキリがないが、何もかも違うので、異世界なので、人によってはストレスだし、人によっては刺激的で楽しいかもしれない。ただ一つ確実に言えることは、違う文化に触れることで、初めて自分自身・自分の国を客観視できる物差しを手に入れる事ができるという事だ。私は、留学を経験してから、今まで日本に対して色々違和感を何となく感じていた部分があったが、それが留学を経験して、客観的な物差しを手に入れたことで、より鮮明に違和感というか、何かがおかしいという事を強く認識できた。なんで電車ってこんな静かで誰も喋らないんだ?なぜこんな丁寧な言葉で接客されるんだ?なんで違う意見を言うと反発されるんだ?なぜ個人がこんなにも尊重されないんだ?なんでこんなにも他人が冷たいんだ?。。。

それと同時に、日本の良さを沢山再認識した。コンビニはそこらじゅうにあり24時間やっている、道路は綺麗に整備されており、電車の時間も正確、トイレが綺麗、どこも綺麗、接客が丁寧、日本食はヘルシーで美味しい。。。これらもすべて、日本だけに住んでいたら、ごく当たり前の話だが、海外にある一定期間住んでいると、世界のどこと違うのか、それがより鮮明に見え、自分の体感覚で物差しとして刻まれる感覚。それぞれの国の良いところ・悪いところ。

そういう意味では、英語を喋れる人でも、この物差しというか、国際感覚が備わっていない人も多いと思う。まあもちろん、そういう人は日本国内でも沢山の外国人の知り合いがいるから、少なからず海外の文化や、日本との違いをわかっている人も少なくないかもしれないが、ただ、留学含め、海外にある一定期間住んだ事がある人にしかわからないことも多い。


単純に海外に行きたい


まあ、ここまで言ってあれですが、自分もこの気持ちはかなりありました笑。これは当時思っていた超個人的で適当な思いで、「海外に行けば、何かある!自分が変われる気がする!」という根拠も理由もない動機がありました。お前それ全然説得力ない!ここまで言っておいて何だそれ!。。。と言われても仕方ないです。でも、自分の直感がそういっていた。だから、当時反対していた周りの人間も説得出来たし、何が熱い想いが、その当時の自分の中にあった。だから、そういう気持ちがある人は、留学に反対はしない。自分の心の声に従って、自分の進みたい方向に進めばいい。若し仮にうまく行かなかったとしても、それで後悔することはないし、もし仮に後悔したとしても、それはその時の自分の感じ方だけで、時が経てば、いつかそれが必ず自分に良い意味で帰ってくる機会がかならず来る。何もしなければ、何もないまま。

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