英語学習は、長期戦になります。
なぜなら、今まで日本語しか話せないあなたが、急に異なる言語、つまり英語を話せるようにはならないからです。
日本人なら、日本人として生まれ、特に何不自由なく日本語が自然に身につくのが自然です。
同じように、幼少期に英語圏での生活が若し出来ていたのであれば、英語を勉強するのにそんな苦労するはずがありませんね。
ただ、あなたは恐らくそんな恵まれた境遇には多分いないでしょうし、若し帰国子女であればここにはいないでしょう。
英語の習得に必要な期間
徳島大学の論文によると、日本人が「実用的な」英語力を身につけるにはおよそ「3,000時間〜5,000時間の集中的な学習」が必要とされるそうです。
一般的には、実用的な英語力を身につけるには3,000時間から5,000時間の集中的な学習が必要とされる(Odlin, 1992; 中島,2006)。中学校・高校での総英語授業時間数が736時間(Benesse教育研究開発センター, 2008)、大学教養課程における英語授業時間数が約90時間(1.5時間 x 2回 x 15週 x 2学期)、合計約826時間となることから、上記の3,000時間には到底及んでいないことが分かる。
引用元:
大学英語教育におけるmskBasedInstruction(TBI)の可能性と限界一学習方略形成と自己調整学習を目指した授業に関する考察:坂田浩(徳島大学国際センター)、福田スティーブ(徳島大学共通教育センター)
https://repo.lib.tokushima-u.ac.jp/files/public/10/106292/20170929145012313265/LID201410302003.pdf
最低ラインとされる3,000時間から逆算すると、中学・高校での授業時間数が約700時間、なので残り2300時間は必要とされる計算になります。
あなたが仮に社会人だとして、平日はランチの30分間と、帰宅後に1時間半を英語学習に充てるとして、平日は2時間確保できるとしましょう。土日はお休みだとして、1日4時間ずつ、土日で合計8時間は学習したとしましょう。
1週間で、平日2時間 x 5日 + 土日8時間 = 18時間、
1ヶ月で4週間と計算すると、1ヶ月で 18時間 x 4週 = 72時間、
ここはざっくり70時間として、これを12ヶ月続けたとすると、
70時間 x 12ヶ月 =840時間/年 になります。
なので、目標の2300時間に達するには、最低でも3年は必要になります。
・・・ロングランですね。長い。
これはどうやっても長期戦を覚悟しないといけません。
戦う、という感覚がそもそも間違っていますね。
慣れていって、自分の生活の一部に落とし込んでいく、
習慣化していく、そういう発想でやっていかないと難しいかもしれません。
更に3,000〜5,000時間必要と言っているので、人によっては更に時間がかかるかもしれません。
中学・高校と、まともに英語の授業を受けてこなかったなら、もっと時間がかかるでしょう。
ざっくり、3年〜6年ほどかかる計算になります。
もちろん、1日に英語学習に充てられる時間が更に多くなれば、更に短期間で、1−2年で習得できるかもしれません。
私は、大学時代は英語を専門的に学習しており、1年の留学を含めているので、大学時代の4年間はほぼ英語漬けの毎日でした。なので、必要な学習期間の3−5年には確かに当てはまっているので、妙に納得感はあります。特に留学中は、毎日四六時中英語に触れていたので、これが最後に自分の英語習得を実用面にまで加速させたことは大きかったです。
少し、話が逸れてしまいました。
あなたに伝えたいことは、英語学習は長期戦になる、ということです。
だからこそ、続けるための環境と、習慣化がほんっとうに大事になります。
普通にやってたらくじけてしまいます。
はっきり言って、挫折しない方が難しいと思います。
人間、そんなに簡単に何かを続けるのは難しい。
なぜなら、人間は元来怠惰な生き物だから。
直ぐに、楽な方に、簡単な方に、頭を使わない方に、楽しい方に、
気がついてたら勝手にもとに戻っているものです。
だから、環境や習慣化がめちゃくちゃ大事になってきます。
・・・・・・
・・・・・・
そんなことは分かってる!
じゃあ、具体的にどうすれば良いんだよ!?
俺が知りたいのはそんなことじゃない!
ええ、わかりますよ、そう焦らずに。
あなたが知りたいのは、そう、そこですよね。
それぞれ紹介していきます。
疑似留学する・疑似ホームステイをする(環境を変化させる)
どういうことでしょうか?
コロナの影響で、今や留学や海外生活が非常に難しくなってきました。
そんな中で、何とかそれに近い環境を、自宅で、自分の身の周りで少しでも近づけようとするのです。
周りのもの、触れるものをすべて英語漬けにする、英語で捉える。
例えば、手っ取り早いところで言えば、スマホの基本言語を英語に変える。可能であれば、パソコンを含むデバイスすべての基本言語を英語に変えることで、海外環境へ近づく第一歩となるでしょう。
極端なことを言えば、目に見えるものすべてを英語に変える、これくらいの気持ちがあれば尚良しです。
あなたの耳は、大抵の時間空いているだろう?暇だろう?
通勤中・家事をやっている時、料理している時、要するに耳が空いている時は、常に自分の耳に英語が入るように習慣づけましょう。
リモートワーク中でも、英語が耳に入ってくるように習慣化することも出来ます。ただ聞くだけでは意味ないですが、これは環境を海外に近づけることがポイントです。疑似海外・疑似留学をするのです。
「耳を英語で塞ぐ」
これだけで、疑似海外体験に一歩近づけます。
繰り返し聞いた教材が一番いいですが、ニュースでも、日本語音声付きの教材でも良いでしょう。洋楽は少し非常に砕けた表現で早いので、あまり意味はないですね。
好きな映画のワンシーンとか、ドラマの会話シーンでもいいでしょう。
YouTubeからいくらでも拾ってこれます。
好きなドラマや映画のセリフでも良いでしょう。
理想は、自分が完全に理解している文章・音声のほうがいいです。
繰り返し聞くことで、一緒に音読やシャドーイングも合わせて出来てしまいます。
英語でニュースを観る。Podcastで英語を聞く
普段テレビをだらだらとつけているなら、CNNやBBCを常時つけておくようにしましょう。
映画でも、ドラマでもいいです。
なんでもいいですが、英語音声の映像を流しておくようにしましょう。
私が海外出張や海外旅行をしている時は、常時CNNなんか流しています。
常に、英語が耳に入ってくるんですよね、嫌でも。
で、これがもう普通になる。
劇的な効果が望める訳ではありませんが、耳が英語慣れはしてきます。
頭の中で考えることも、これをずっと続けていると、自然で英語で思考している、
そんな状態にもなります。私は実際にそういう変化が起きました。
Amazon Fire Stickもめちゃくちゃオススメです。
Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン付属
私も実際に使っています。
テレビにそのまま繋ぐだけの簡単接続。(WiFi環境は必要です)
YouTube流せますし、CNNではないですが、英語のニュースチャンネルが無料で観れます。
これで英語チャンネルを流しっぱなし、でもいいでしょう。
洋書を読む
これも音声と考え方は一緒ですね。
耳に加えて、目を英語慣れさせる。
おすすめの洋書は、こちらの記事で紹介しています。
日本語で読んだとしても、普通に読み物として面白いものが良いです。
ビジネス書とかだと、専門用語も多く堅苦しく、挫折しやすいと思います。
それよりも、小説など物語性があるものの方が絶対いいです。
(極論、自分が興味のある分野であればそれが一番良いです)
洋書のみならず、新聞や雑誌も英語版がありますね、
例えば、日経新聞ではなく、Nikkei Asiaでニュースを読む。
NHKではなく、NHK Worldでニュースを見る、読む。
YahooニュースやMSN Japanではなく、海外ニュースサイトを英語で読んでみる。
いつも開いているトップページをこれらのサイトに変えることから、まずは始めてみましょう。
日本マスコミの偏重報道を遮断し、より客観的で世界レベルの情報を仕入れることができる、という隠れたメリットもあって、一石二鳥です。
英語で映画やアニメ・漫画を楽しむ
ベタですが、Netflixが一番手っ取り早いでしょう。
Amazon Primeでもいいです。(作品数はNetflixと比べて圧倒的に少ないですが)
好きな映画・ドラマ・アニメの英語版で観てみる、英語だとどういう言い回しになるのか、翻訳してみる。好きなエンタメに英語で触れてみる、英語訳がある動画を観る。初心者の方は、まず日本語字幕付きで始めてみましょう。
外国人と交流できるコミュニティ・イベントに参加する
これぞ正に疑似留学、疑似海外体験!とまではいきませんが。
→Facebookで「外国人 コミュニティ 英語」とかで入力すると、沢山出てきます。
また番外編として、マッチングアプリやナイトクラブもあります。
Hello Talkなどのアプリを活用する
主にチャットでライティングや言い回しの練習に限られますが、ライトな感覚で外国人と気軽に絡めます。
こちらも参考にしてみてください。
フローチャート⑥:実践編:英会話学校、オンライン英会話、短期留学、映画、海外ドラマ
番外編:好きなゲームを英語でやってみる
私はFFが好きなので、海外版をやってました。
Final Fantasy XIII (輸入版:北米) - PS3
探してみると、結構海外版があるゲームが多いです。
ポケモンやドラクエも、英語でプレイ出来ます。
単純に楽しむなら、海外版で英語に触れながらプレイしてみるのはどうでしょうか。
また非常に細かいことではありますが、Twitterやインスタで、海外の著名人や海外メディアのみをフォローするアカウントを作るのもいいと思います。どうせダラダラSNSやって時間潰すなら、英語でダラダラ見た方がいいでしょ?
習慣化するには、どうしたらいいのか
さて、いよいよ大事な習慣化の話です。
英語学習は長期戦になる、ということは、その絶対的な学習必要時間から、分かってもらえたかと思います。
でも、ひとえに、習慣化させろ!慣れさせろ!と言っても、無理な話ですよね。
それが出来ないから、困っている。
それが出来たら、こんな苦労してない。
続かないのが、一番の問題。
じゃあ、一体どうしたらいいのか?
後述しますが、お金をかけて自分にプレッシャーをかける、という一種強引な方法もあるにはありますが、ここではまず、そういった手段に頼らずに習慣化する方法に関してお教えします。
決まった時間に、決まった場所で、決まった動作で英語学習をスタートさせる
習慣化で大事なのは、それを行うシチュエーションを固定する、という事です。
会社に出社する時間、普通決まってますよね?
朝9時とかに出社してますよね。就業開始時刻は決まってますよね。
明日は、午後出社でいいよ、とかには普通ならないですよね。
同じ固定の習慣を、自分の英語学習にも当てはめるのです。
つまり、
特定の時間帯に、
特定の場所で、
特定の動作で、
その行動、英語学習をスタートさせる、という事です。
自分の場合、例えばですが、正に日記を書くことがこれに当たります。
時間:朝起きて、お湯を沸かしプロテインを作った直後
場所:自分の部屋の机の上
動作:プロテインを一口含む
この決まった動作で、日記を毎日書くようにしています。必ずです。
もはや、儀式のようなものです。完全に習慣化されています。
なぜなら、コレをしないと、1日が始まらないからです。
この一連の動作をしないと、気持ち悪くて1日が始まった気がしないのです。
こんな感じの一定の決まったシチュエーションを固定し、
それから英語学習を始めるのです。
ちなみに、同じような感じで、自分は風呂に入る直前のスクワットが完全に習慣化しました。お風呂にお湯が溜まるのまでの約8分間です。休みながらですが、60回〜80回ほどスクワットします。このおかげで、太ももの筋肉が大きくなり、今まで全く問題なく履けていたズボンが、パツパツのピチピチで苦しくなったしまった、というのは完全なる余談です。
時間・場所・行動は、上記のような自分の場合と全く同じである必要はありません。
例えば、こんな流れでもいいでしょう。
例① 朝の出勤前
時間:出勤の1時間前
場所:会社の最寄りのカフェ(スタバ〇〇店、奥のソファ席)
動作:コーヒーを注文し、席についたら開始。
例② 夕食後
時間:帰宅・夕食後
場所:自宅の自分の机
動作:お気に入りのアールグレイティーを一口飲む
時間・場所・行動に入る前の動作(儀式)を固定化させ、とくかく続けて、これをやらないと気持ちが悪いレベルにまで持ち上げる、これがポイントです。
なので、そうなるまでの最初の1ヶ月が勝負でしょう。
最初の1ヶ月は、とにかく何としても続ける。
そうすると、あとの2ヶ月目以降は、ある程度習慣化されているので楽になるはずです。
・・・うーん、すいません、楽になる訳ではないんですが、行動に取り掛かるのが
今までほど苦ではなくなる、という表現の方が正しいかもしれません。
生活の一部として、自分の身体にその習慣を馴染ませる、そんなイメージです。
英語学習を終えたら、何かしらの小さなご褒美を自分にあげる
自分の報酬系を刺激してあげるのです。
好きなコーヒーを飲む、お気に入りのお菓子を食べる、でも良いでしょう。
アプリで好きな漫画を読む、Twitterやインスタを見るでも良いと思います。
このタスクを達成したら、こんなご褒美が待っている、
このタスクを終えないと、ご褒美はもらえない。
(いや、何もしなくても貰えはするんだが)
そういう設定を、自分に課してみる。
結局、自制心との戦いには変わらないです、極論は。
ただ、動作に入る前の儀式と、タスクと、その後のご褒美、
これらを流れを作り、自分の生活の一部に組み込む、ということを意識してください。
別に、特別なご褒美でなくても構いません。
好きな漫画の続きを読む、好きなドラマやYouTubeを観る、でも良いでしょう。
タスクを行う、英語学習するためのきっかけと小さなモチベーションを与えるのです。
朝の時間を有効活用する(誰にも邪魔されない、贅沢な時間)
モーニングタイムは、ゴールデンタイムです。
一番頭が冴え、頭が浪費しておらず、頭のメモリが充分に余裕がある時間帯です。
特に、日中の仕事では判断の連続で、退勤する頃には、脳が完全に浪費しています。
その疲れ切った状態で、重い腰を上げて英語学習を行うハードルは高いです。
ライフスタイルや仕事の都合上、どうしても朝の時間を活用出来ない場合もあるかと思いますが、
できることなら、この朝の時間を是非活用してみてください。
何かを習慣化するには、もってこいの時間帯です。
ランチ時間を活用する
あなたが超激務の職場でなければ、1時間の昼休憩はあるでしょう。
仮に、ランチを30分で終わらせれば、30分の学習時間が確保できます。
20分で終わらせる事ができれば、40分の学習時間が捻出できます。
ランチは朝のうちにコンビニで事前に買っておくなど、前もって用意しておくと良いでしょう。
仕事終わりだと疲れて、英語の勉強するような気力も無い!とにかく疲れた!
という場合もあるでしょう。
だからこそ、朝と昼の時間、1日の中で頭がまだ比較的冴えている時間帯、
頭のメモリを消費しきっておらず、まだ心にも余裕がある時間に行うのです。
夜の方が集中できる!という場合もあるかと思うので、
そこはあなたのライフスタイルや仕事の時間帯によってカスタマイズして下さい。
自分が1日の間で一番集中できる時間帯はどこか?
今の仕事の内容や忙しさ・平日と休日で最適な時間はないだろうか?
一人で集中できるシチュエーションはどんな場面か?
ぜひ、ベストな状況と時間を、探してみて下さい。
1日の行動記録をつける。何時間を英語学習に使ったか、日々カウントしていく。
私は毎日必ず日記をつけていますが、何をその日やったか記すようにしています。
出来れば、その日の目標を朝一番に立てるのもオススメです。
前日の夜でもいいです。
メモ帳でも、手帳でも、パソコンでも、スマホでも良いので書き出す。
最近は、時間管理アプリ・カウントアプリなんかも数多く出ています。
自分に一番合う方法でいいので、とにかく書き出す。記録する。
(私はiPhone・Mac標準装備のメモ帳に書いています)
記録の重要性は、以下の記事に感銘を受けました。
一読に値する情報です。ぜひ読んでみて下さい。
具体的にどう書くか、ですが、
箇条書きでも構いません。やったことを簡単に書くだけです。
英語学習を、具体的に何をどれくらい行ったか。
何分、何時間を英語学習に当てられたか、も合わせて書くようにします。
記録してみるとわかりますが、案外無駄なことに時間を割いていることが分かると思います。
家事、通勤、仕事、食事、YouTubeダラダラ見てる、スマホをただ眺めてる、
漫画やアニメを気づいたら見てる、買い物、シャワー、入浴、
育児、子供の世話、身の回りの後片付け、、、
自分の1日の行動を記録してみると、本当に驚くほど何もしていなかったりします。
特に、英語学習やその他、何か自分の将来に繋がるような前向きな投資行動。
それらをカウントしてみると、ものすごい少ない時間のはずです。
それほどまでに、人の生活やライフスタイルというものは、何かに縛られているのです。
だからこそ、意識的に時間を作っていかないと、あっという間に1日、
1ヶ月、1年、そして気づいたら5年、10年なんて時間が過ぎて、
結局何も見についていない、なんてことが簡単に起こりえます。
だからこそ、先に書いた「習慣化」を武器に、日々の当たり前として刷り込んでいく。
そして記録して、1日何を目標に立て、そして何を実際に行ったか。
1ヶ月通して、結局何時間を英語学習に費やしたのか。
勉強の質も大事ですが、まず量をこなさないと話になりませんね。
特に、前述したように英語学習ではなおさらです。
質に関しては、フローチャートで英語学習の質を高める方法を示しています。
ここで紹介しているのは、量をこなすための継続方法、そのためのTipsです。
毎日、10分でも、5分でもいいから、英語に触れる、英語学習に時間を充てる
【1.01の法則】
365日毎日少しずつ頑張ると
1.01の365乗=37.8【0.99の法則】
365日毎日少しずつサボると
0.99の365乗=0.03人生は選択の連続だ。毎日少しずつの積み重ねで人生は大きく差が開く。 pic.twitter.com/PUqG9UxzC2
— Ayaka(´∀`*)@緋弾済 (@yumenote01) May 11, 2020
毎日、少しずつでもいいんです。
朝から晩まで、仕事で1日中疲れてくったくた、飯食って帰って寝るだけ、
そんな日も誰にだってあるでしょう。
職場で嫌なことがあった、クレーム対応ばかりでストレスばかり溜まってる。
恋人や奥さんとギクシャクしてる、考える事が最近多すぎる。。
酒飲まないとやってられん!こんなんで英語学習なんて出来ない。。。
とてもそんな事まで頭が回らない、精神的にも肉体的にも余裕がない。。
そう思う日だってあるでしょう。
でも、それでも、5分だけでいいから続けてみませんか?
ホントは、もっとやらないといけないけど、でも、毎日少しでもいいから。
とにかく少しでも、10分だけでも、それをやったと記録に残す。
毎日の0.1を積み重ねていく、昨日の自分に1.01を掛けていく。
継続することに挫折しそうになったら、ぜひ上記のTwitter画像を思い出して下さい。
誰かと一緒に学習する
もし一緒に英語習得を目指している人が周りにいるのであれば、ぜひ一緒に取り組んでみて下さい。
英語学習でなくとも、カフェなどで作業できる環境であれば何でもいいと思います。
今の環境や、状況によっては厳しいかもしれませんが、できれば最高です。
ただし、音読やシャドーイングといった練習には不向きです。
基礎固めの段階や、自分が発音しなくても済む学習に限られます。
他人に目標を宣言する、約束する、ペナルティを課す
いついつまでに、TOEIC800点取る、など、目標を誰かに宣言します。
そうすると、もう目標達成のためにやらざるを得ないです。
Skype英会話で、ペラペラ外国人と話せるようになる!1年後に!とかでも良いでしょう。
友達でも、奥さんでも、会社の同僚でも、恋人でも、親にでも、
誰かに宣言する、それも期限付きで。
そして、期限までに目標を達成出来なかったら、ペナルティ。
ご飯を奢る、だけとかだと少し軽すぎるので、例えば10万円の時計を買ってあげるとか。
もしくは、高級バッグとか、銀座の高級寿司、もっと高い買い物とかでも良いでしょう。
少し、値段の張るもの、少し購入を躊躇するくらいのレベルのものがオススメです。
もう、本当に勉強が続かないのであれば、ここまでして自分を追い込むもの手です。
自然と、罰ゲームというかペナルティが課せられるので、否が応でも意識します。
潜在意識に刷り込まれます。
出来れば書いたもので残しましょう。口約束では忘れてしまいます。
LINEのグループチャットなどで、共通の記録としておくのが一番です。
私はこれを実際に実行して、そして実際に効果バツグンでした。
金をかけて自分にプレッシャーをかける(強引な手段)
人は、お金を払えば、その元を取り返そうと必死で頑張ります。
いわゆる、サンクコストというやつです。
特に、大金を払えばその分、自分にプレッシャーも伸し掛かってきます。
これを利用し、自分で自分の尻を叩くのです。
方法としては、
英会話学校に通う
コーチングプログラムに入会する
Skype英会話
留学する(コロナ禍では困難だが)
などが挙げられます。
特に、最近は英語コーチングプログラムが流行りですね。
ライザップ、トライズ、プログリット、イングリッシュカンパニー、
ここらが有名どころですね。他にも大なり小なり、複数ありますね。
特徴として、マンツーマンでマニュアルに従い学習管理、という事でしょう。
結局、続かない人たちのケツを引っ叩く、続けさせる、が本質かと。
それを、大金を掛けて費用面でのプレッシャーも同時に与えて、学習を促すというシステムです。
お金の余裕がある場合は、これを利用するのも手です。
英語学習継続のための、最初の起爆剤として。
でも、結局はこのコーチングも何年も続ける訳にはいかないので、結局最終的には自分自身で習慣化せざるを得ない真実からは逃げられません。何故かというと、最初にお伝えした通り、英語学習は長期戦、自分との戦いに、最終的にはなってくるからです。
転職・異動で海外との接点を探す(キャリアチャンスの活用)
英語を使わなければいけない職業に転職する・海外で転職・生活する
会社内で、海外とつながりがある部署への異動を希望する
もうこれは、本当に限られた職種・業界の人に限られます。海外部署・海外駐在員のポジション、それらへ異動のチャンスが会社内であるのであれば、これを積極的に活用しない手はありません。
海外駐在の費用はほとんどの企業で手厚くサポートされているところが多く、そのため貯金が加速するので、一石二鳥です。
また、英語学習のための英会話学校や、教材などに会社が負担してくれる場合もあります。企業によっては、会社が英会話学校や各種コーチングプログラムと契約しており、社内で積極的にそういった教育への投資を行っている企業も多いです。福利厚生が充実しているような大企業であれば、その可能性はより高いでしょう。
また、最初は英語が全く話せなくても、そんなに怖がる必要はありません。ビジネス英語は、一般英会話に比べて比較的容易で、トピックも決まっていることが多く、中学高校の基礎の復習から入り、社会人をやりながら不足している技能を補っていけば、割と短時間でそれなりに使えるものになるものです。
実際、私の当時の同期がまさにそうでした、全く英語も話せなかったのに、短期間の海外研修を経て、また自主学習も含めて、2−3年ほどで海外営業を行えるレベルにまで成長したのです。これは実話です。こういう可能性も秘めているということです。
マインドセットを根本から変える(長期的視座における自己洗脳)
長期スパンで人生プランを立ててみる
人生を長期的視点から眺めてみる
5年後、10年後の自分を具体的に想像する
ロングスパンで自分の人生を俯瞰して見た時に、今自分が成すべきこと、英語学習の先に広がる世界を想像する、イメージしてみてください。無駄なことや誘惑、枝葉末節が多い人生の中で、いま自分が何を本当にやるべきなのか、何に集中するべきなのかを意識する。
自分の将来・キャリアに直結するもの、それが英語学習だと考えたら、その瞬間は大切だと思っていた時間、その瞬間はストレスが溜まって自暴自棄になっていた時間、そんなものが1年後には本当にどうでも良かったものに思えてくることが多いです。
その瞬間瞬間、一時期のイベントや一過性の変化、心の変化・ストレスなどに一喜一憂しない。
自分の身に周りに起こる大抵のことは、自分の長い長い人生の中では、枝葉末節だと。
そう、捉えられるかどうか。それが継続の鍵を握ると、私はそう思うのです。
そして、そう思えるようになって、そう意識できるようになって初めて、
自分が今本当にやるべきこと、何をなすべきなのか、見えてきます。
1年後の自分が、今の自分に後悔しないでいられるか?
1年前の自分を思い出してみて下さい。
あの時、あれをやっとけば良かった、これをやっとけば良かった、と思いませんか?
自分の長い人生の中で、この3年、この5年は、英語学習に集中すると決める。
他の誰でもない、選択肢、その権利は、あなたにあるのです。
「覚悟を決めろ!
他の誰でもない
これは、お前の物語だ!」